子供への保湿の注意点

お子様のアトピーへの対処法としては、まずは皮膚科の専門医の診察からの助言が必要不可欠ですが、成人の方々が自発的に実践するケアを子供自身に求める事は出来ません。特に幼稚園や学校に於ける集団行動中は、元来必要なスキンケアを実践出来る環境とは言い切れず、下校時の子供達の肌は登校時と比較して更なる悪化が避けられません。

幼稚園児や小学校低学年の児童であれば、保護者が手を添えての患部に優しい洗顔から、子供の肌に用いても安全な保湿剤を使用してのケアでの対処がベストですが、小学校高学年のお子様となれば、心理的にそうした施しを嫌うケースも十分想定されます。ですが年齢的に自身の肌のケアの必要性を説いて聞かせれば理解出来る年齢ですので、しっかりと話し聞かせる事で、子供自身に正しく理解させた上で、自ら実践する習慣をつけてあげてください。

また既に傷や炎症が生じてしまった子供達が掻きむしらぬよう、手袋などの装着を実践される保護者も見られますが、毛足の長い手袋の繊維はむしろ、皮膚表面に細かい傷をつけてしまうリスクが避けられません。大切なのは誤った方向の刺激を可能な限りカットから、常にその時点の皮膚の状況を見極め、細やかに保湿を重ね、お子様の皮膚のバリア機能の回復に努めてあげる「目配り」と「実践」です。

乾燥肌の程度別ケア

アトピー発症に直結するリスクが避けられぬ乾燥肌のケアに際しても、乾燥の程度すなわち肌のコンディションによって、ベストマッチな保湿方法が異なります。自身の肌が健康な状態と比較して、どの程度悪化しているのかを冷静に見極め、適材適所のケアの実践が求められます。

先ずは皮膚表面に具体的な傷の発症が未だ確認されない、単なる乾燥状態の初期段階であれば、化粧水を用いた上でクリームを塗布する順番で保湿してください。クリームでは直ぐに乾燥してしまう場合は肌に安全なオイルを用いるのも一案です。次に乾燥度合いが強い場合は、前期の処置プラス、ワセリンのような固形オイル、もしくはホホバオイルなど半液体状のどろり系オイルを塗布から、皮膚表面の湿度を保ってください。

また皮膚に傷や炎症が確認される場合は、オイル系の保湿剤を優しく塗布し、傷口にオイルが沁みる場合にはミネラルウォーターを直接患部に塗布してください。その他傷や炎症が見られぬ部分には、上記同様化粧水プラスクリームなど、部位の状況を細かく区分けして判断からの保湿を実践してください。私達の肌は各部位に於いて異なるコンディションとなっているケースも多く、一色単に1つの保質対策を施すのは必ずしも得策とは言えません。

保湿とバリア機能向上

アトピーにお悩みの方々の皮膚は総じて乾燥肌であり、自己保湿力が健康な状態の皮膚の方々と比較して低いため、皮膚の表面上からの水分蒸発を防ぐ事が出来ず、慢性的な乾燥状態が招く痒みなどの違和感に耐え切れず、掻いて新たな傷をつけ、そこが化膿する悪循環に陥るリスクが避けられません。

自力で必要十分な水分が確保出来ない以上、保湿対策を施し、痒みを軽減せねばなりませんが、この対処に際して誤った解釈から間違った方法を実践される方々が見られ、十分な注意と正しい知識の確認が求められます。

先ずは清潔感を保つ目的での洗顔回数過多や、アトピー肌に不合致な石鹸類を用いてしまうパターンが見逃せません。洗顔で皮膚が濡れればイコール水分が豊富な状態との解釈は大きな間違いで、特に汚れを落とす効果を有する洗顔石鹸を用いて洗顔すれば、皮膚表面はより一層乾燥状態となってしまいます。保質に際してはアトピー肌に用いても安全が確認される保湿剤を正しくチョイス、皮膚に無用な刺激を与えぬ正しい方法、継続的な保湿効果を与え続ける姿勢が不可欠です。この保湿が次第に失われていたバリア機能を復活から向上させます。焦らず着実な効能の実感を見据えて習慣化してください。

また、保湿剤に関しても、肌の浸透力を高めるスキンケア用品を事前に使用することで、より優れた保湿効果を得ることが出来ます。保湿をしてもすぐに乾燥してしまうのではまったく意味がありません。水分を沢山吸収できる肌状態にしてから、保湿する。これもまた、乾燥を防ぐ保湿対策の一つなのです。

参考-みんなの肌潤糖(はだじゅんとう)~アトケアタイプ~

アトピーとスキンケア

アトピーは強い痒みを伴う大変厄介な皮膚のトラブルで、一旦改善したかと思えば再発を繰り返す確率も高く、容易な完治が難しい症状としても知られています。ご自身が子供時代に長期間悩まされ、ようやく症状が落ち着いたかと思えば、成人後に再発してしまわれた方も潜在的に数え切れません。

乳幼児のアトピーは最初に頬や額部分にその兆候が確かめられ、そこから胸や背中などへと広がり、子供のアトピーは首、膝や肘の裏側に生じるケースが多々見られます。対して成人後のアトピーは顔面、首、背中など、無意識に掻いて刺激を与えてしまう部位への発症の確率が顕著と、年齢毎に異なる発症状態が見られます。

アトピー肌は元来私達が肉体に有するセラミドという保湿成分の減少が原因で、慢性的な乾燥肌状態から強い痒みが継続してしまいます。痒みを感じる神経が皮膚表面側に向居てしまっている皮膚環境故、我慢が難しい程の痒みに耐えられず掻いてしまい、更に症状の悪化を招いてしまう負のスパイラルに陥られる方々も数多く、適正な対処法の実践からの症状改善が求められます。

ここでは以下、アトピー肌に必要不可欠な保湿を用いたスキンケアにスポットを当て、具体的な注意点を挙げる形で皆様にご紹介申し上げます。現在実践されていない関連知識やご自身の誤認識に気づかれる内容が見られましたら、十分ご確認からの実践あるいは是正をお願いいたします。特に間違ったアトピー肌の改善対処法の実践は更なる深刻な皮膚環境を招いてしまい、大変危険です。

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